富山県氷見市「神代温泉」
氷見の農村地帯を山に向かって進めば温泉宿に着きます。外観は40年以上経っており鄙びた温泉宿といった感じもあります。側には耕運機も有り農村の温泉宿といった感じです。玄関前の池の跡には昔の浴場が有ります。
玄関に入るやいなや気の良い若い女将さんが出迎えてくれます。2Fの部屋も可也の年数が経っており、エアコンはありませんが外が涼しかったせいかそんなに気になりません。
温泉浴場も鄙びており通路の途中に木製の温泉分析表が有り、確か昭和25年の物だったと思います。もう1つ有ります。
浴場は内風呂1つだけのシンプルな浴槽ですが、ここも相当年季が入っています。でもそんな事どうでも良いのです。ここは私の足確認でもはっきり言って掛け流しで、飲泉すれば可也のしょっぱい塩味がし鉄匂いが僅かにします。可也の濃さの様子で「さっさきの湯」同様、浴槽を出たり入ったりを繰り返していました。
入浴後、玄関前の椅子に座って若女将さんの勧めるまま大好きな麦茶を飲みます。若女将さんは色々と温泉を勉強しているらしく、我々からも温泉情報を聞いたりかの高名な温泉チャンピオン郡司さんが訪れた事も話してくれました。
その間も近くの高速道路の工事現場の人?が来たりでそこそこ賑わっている感じさえ有ります。でも若女将さんは工事の影響で近くの源泉が止まるのでは無いかと心配していました。でも建物が立派で無くても本物の温泉・熱心な若女将の笑顔さえ有れば、ここは大丈夫と思います。若女将は他にも色々と心を配ってくれます。
次の日の早朝、私は朝風呂に入ります。昨日とは多少違い長く入る事が出来ます。他の方にも書かれていた24時間風呂は無く、我々が入浴した後に清掃する事になっています。(前日にご相談有ってですが)もしかすると最近のレジオネラ騒動の影響かもしれません。
その後、我々は源泉場まで訪問したり近くの高速道の工事現場を遠くから眺めたりで散歩をします。ここの温泉宿は温泉地らしくない山の中の温泉宿の感じがします。
入浴後、食事と成ります。食事の内容は小魚の焼物・えんどう豆の和え物・アゲの醤油煮付けなど一般家庭の食事と言った感じがして懐かしさも感じて全部平らげます。
しばらくここでノンビリしたい・・・。でも友人との約束も有りそれを守らなければなりません。残念ながらここを去らねば成りません。若女将も我々が去る様子に残念そうに見えました。
若女将・お母さんの出迎えで我々はここを去ります。きっと来るだろうと心に誓いながら・・・。
(泉質:含炭酸鉄強食塩泉)
神代温泉の外観
神代温泉の源泉塔
神代温泉の内風呂
神代温泉の光景
神代温泉の食事
住所:富山県氷見市神代3021
0766-91-1210
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